実写映画

【映画感想】実写映画 るろうに剣心最終章 the beginning(るろ剣)【ちょいネタバレ】

概要
  • 監督:大友啓史
  • 出演:佐藤健、有村架純、高橋一生、他
  • 日本公開日:2021年6月4日
初めに

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の実写映画第五弾です。

全世界シリーズ累計発行部数は7200万部

2021年二部作で作成される最終章の続編映画が、完結編として公開。

『The Final』2021/4/23公開
『The Beginning』2021/6/4公開

あらすじ

剣心が「人斬り抜刀斎」と恐れられていた幕末へと時は遡る。

動乱の幕末。緋村剣心は、人斬り抜刀斎倒として、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍していた。

剣心は雪代巴と名乗る女を助ける。人斬りの現場を見られた事で、口封じのため側に置くことに。

巴と距離を置く剣心だったが、徐々に巴に心を開いていく…そしてある日、新選組の登場により幕府の追ってから巴と共に逃れる事となる。

身を隠し、二人で暮らす剣心と巴。ここで本当の幸せを見出す剣心だったが…ある日突然、巴は姿を消してしまう。

剣心の頬に付いた十字傷の秘密。それが全て明らかへとなる…

感想

ついに公開されました最終作!実写映画化で一番のヒットとの声も大きい『るろうに剣心』シリーズ。そして本作は公開前から最高傑作と製作陣からも発表されています…!

さて、視聴した感想ですが…まさに最高傑作でした!ちなみに原作は全て読んでおりアニメも視聴していました。しかし傑作とされる今作のストーリーをアニメ化したOVAは視聴していません。なので原作漫画と実写映画の比較感想となります。

以下ネタバレ強め感想注意です!

満足のクオリティでした!原作との改変は、個人的にアリでした!今までの過去作の映画化のクオリティも素晴らしいのですが、やはり尺が厳しい事もあり物足りない所がありました。しかし今作は、今までと比べると原作部分が短いので原作以上にストーリーが濃厚に感じましたね。

終始暗いです。物語も映像表現も。剣心は人斬り抜刀斎の状態なのでバッサバッサ殺していきます。冒頭から大量に容赦なく!ちなみに龍槌閃・惨はありませんでした!泣

そして今作の主要キャラクター雪代巴ですが、登場シーンは原作通りで大満足!演じたのは有村架純。キャスト発表時は少し不安でしたが、まったく問題なかったです!巴でした!

新キャラクターの桂小五郎を演じた高橋一生。流石の演技力です。気品ある雰囲気がリーダーとして最高にマッチしていましね。

今作は基本、原作基準で進んでいきます。新選組との戦闘で沖田総司戦がピックUPされていたのは凄く良かった。剣心VS沖田の互角の戦い…どっちが強いのか?ワクワクさせてくれます。

過去作と比べると戦闘より物語重視で進んでいきます。なので戦闘は何時もより物足りないんですが、その分脚本に力が入っていると感じました。

剣心と巴の人里離れた一軒家での生活。生活感の表現。そして剣心が徐々に心を開いていく展開。凄く好きです。佐藤健の演技力も素晴らしかった。幸福感がある時間ですが、それ故に後の展開が怖いと思ってしまいます。

今作の敵は江戸幕府直属のスパイ組織「闇乃武」。四乃森蒼紫の「御庭番衆」と対をなす組織です。メンバーが次々と剣心に襲い掛かってきますが、ここの展開原作より好きですね。敵のトラップラッシュの迫力が凄い!

しかし、戦闘演出は良いんですけど、キャラクターは原作より薄いです。今作通して敵キャラに魅力が無いのが残念ですね。八ツ目を期待したけどやはり再現は無理だったか…

闇乃武の頭領は辰巳。この辰巳戦も表現が簡略化されており強さがイマイチ伝わりません。そして剣心が地雷の影響で一時視力を失っているので満身創痍の状態。これは原作改変ですね。

この剣心の改変は良かったと思います。この後の巴への展開への繋がりも良かった。そして剣心の頬の傷が十字傷になるシーン…これも改変されています。原作では偶然付いた傷ですが、今回の改変の方が傷に想いが乗るなと…思いました。

そして最終戦の後。ここも改変です。日記からの家を燃やすシーン。切ないけど凄く好きなシーンです。今作の原作改変と追加シーンは個人的に大満足でした!

この過去編は悲しくなる物語ですが、ここから『るろうに剣心』が始まります。今作を観てからまた過去作を観ると一段とこの実写版が楽しめると思います!

実写版『るろうに剣心』の完成度は本当に素晴らしかった。原作漫画の実写化は失敗するジンクスの中で、全5作をやり遂げた製作陣。そして役者の方々に拍手ですね!

  • 完成度が高い原作再現
  • 豪華キャスト
  • 最高峰の殺陣(アクション)
  • 映画シリーズ化
  • 原作改変の出来が素晴らしい