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【映画感想】竜とそばかすの姫【ネタバレあり&なし】《細田守監督、最新作!50億人がすれ違う、美しくも残酷な仮想世界。》

この記事では『竜とそばかすの姫』の紹介、感想、各サイトの評価を記載しています!

ネタバレあり、なしでカテゴリーを分けているため、ネタバレを避けたい方でも読める記事になっています!

作品紹介

50億人がすれ違う、美しくも残酷な仮想世界。

ベルの歌声は世界を変える。

スタジオ地図10周年…細田守監督、最新作!

作品情報

監督細田守
上映時間121分
日本配信日2021年7月16日
製作国日本

予告映像

作品評価

2022年9/24時点の評価です。

日本の評価

むびこみ評価
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3.5)
1~3:うーん…
4~5:面白い!
6~7:おすすめ!
8~9:ぜひ観てほしい!
10:最高傑作…!

Filmarks(フィルマークス)
《国内最大級のレビューサイト》
★★★☆☆(3.5)
レビュー数:85633件

YAHOO!JAPAN映画
《映画情報、レビューの総合サイト》
★★★★☆(3.6)
レビュー数:8843件

海外の評価

IMDb
《世界最大級の映画情報サイト》
★★★★★★★☆☆☆(7.1)
レビュー数:11000件

あらすじ

田舎町に住む女子高生・すずは、父と二人で暮らしていた。

すずが幼い頃、母は水難事故で無くなってしまう。母と一緒に歌の練習をする事が大好きだったすずは、母を失った事で歌えなくなってしまう…そして父との関係にも溝が生まれていた。

ある日、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット空間の仮想世界「U」に誘われ、すずは「ベル」というアバターを作成し参加する。

歌えなかったすずは、仮想世界「U」の中では歌う事ができ、そして歌姫として世界中から注目される存在へとなっていく…。

ある日、コンサートに突如現れた「竜」という謎のアバター。この竜は「U」の世界で暴れている事で嫌われている存在だった。

竜と自警団の戦闘によりコンサートは台無しになってしまう。世界では「竜の正体探し」が動き出す中、ベルは竜が抱える痛みを知り…。

主要登場人物

すず / ベル
【声:内藤鈴】

【声:佐藤健】
しのぶくん
【声:久武忍】
カミシン
【声:千頭慎次郎】
ルカちゃん
【声:渡辺瑠果】
ヒロちゃん
【声:別役弘香】
すずの父
【声:役所広司】

感想(ネタバレなし)

仮想空間+アバターとの事で『サマーウォーズ』がよぎりますね。

今作は単体作で完結している為、他作品を観る必要はありません!

さて、視聴した感想ですが…映像と歌は素晴らしいのですが、脚本が少し物足りない印象でした。

仮想世界、歌姫としての活躍、家族問題、恋愛、そしてもう一つのテーマ…詰め込みすぎで、全てが薄くなってしまった印象です。

母を失った事で歌えなくなったずず。それが仮想世界へ行く事で歌るようになり、さらに世界中を歌声で魅了し活躍していく。

唯一すずの正体を知っている友達の存在。その二人でベルを歌姫として活躍していく過程は見ていて面白かった!

続きはネタバレありで下記に記載しています!

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PICK UP レビュー(ネタバレあり)

ベルと竜の関係性

もう一人の重要なキャラクター「竜」が登場します。この竜には大きな問題があり、ベルに対して威嚇してたりと、中々心を開かないのですが…徐々にベルと親密な関係になっていきます。

このベルと竜の関係の変化も本作の見所です。しかし親密な関係になるまでの過程の描写が少ないのが気になりました。

竜の正体探し

「竜の正体探し」が行われる中、すずはいち早く竜の正体を気づきます。その正体は父親からの虐待に耐える少年だったのです。この虐待が隠されたテーマなんですが…。

ネット配信で、虐待現場を視聴したすず。そこから虐待されている少年の場所を探すことになりますが…悪い意味でテンポが良いんです。次々とヒントが出てきて、あっさり居場所を特定します。

そして、物語後半はすずが、ベルだと気づいた人達も複数いて、虐待されている子を助けに行く展開へ。なぜかすずを現場に一人で行かせてしまう…危険では?

都合が良い展開

田舎から東京へ一人で来たすず。地理も分からない状態で闇雲に少年を探す中、偶然虐待されていた少年と出会う。

そして虐待をしていた父親を威嚇で追い返す…んー最後の結末もちょっと雑と感じました。結局その後も描かれないので、助けた後どうなったのかも不明です。

まとめ

すず自身、父親との溝があり、それを何度か描写していましたが、その父との関係性を東京へ向かう夜行バスの中でのLINEでサクッと終わらせてしまうのも違和感。感動する暇もありません。

酷評となってしまいました…やはりどうしてもキャラクター同士の関係性の描写の物足りなさ、そしてご都合展開が目立つ。ここだ!という盛り上がり所もなかった印象になってしまいました。

しかし、勿論映像はすばらしく、歌唱シーンの迫力もあります。この迫力は劇場で体験してこそ最大限に楽しめます!主人公・すずを演じた中村佳穂さんの歌唱力は本当に素晴らしかった!メインテーマ『U』は今だに繰り返して聴いて余韻に浸っています!

脚本に思う所がありましたが、それでももう一度劇場に行きたい。そう思うほどほど歌に力を入れた作品でした!本作は賛否両論が目立ちますね。もちろん面白いと感じる人も沢山居ます。気になる方は是非!

↓はメインテーマ『U』です!今作を観た後に聴くと一層魅力が上がりますね!

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