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【映画感想】すずめの戸締まり【ネタバレあり&なし】《扉の向こうには、すべての時間があった。新海誠監督、集大成にして最高傑作》

こんにちは!管理人のHIROです。

今回は、2016年『君の名は。』で大ヒットを記録した新海誠監督の最新作であり集大成『ずめの戸締まり』の紹介と感想を記事にしました!

ネタバレNG、ネタバレOKの方、双方が利用できる記事となっています!
最新刊が発売される毎に都度更新しています。

本記事では…
・未視聴の方向けにネタバレを抑えて作品紹介
・注目ポイントピックアップしてネタバレありで紹介
・視聴済み方向けのネタバレあり感想
以上を記載しています。

目次を選んで頂きますと選択した場所へ飛ぶことができます!

作品紹介

『君の名は。』『天気の子』の新海誠監督最新作!
RADWIMPSとの3度目のタッグも実現!

新海誠監督、集大成にして最高傑作
これは過去と現在と見未を繋ぐ「戸締りの物語」

作品情報

監督新海誠
脚本新海誠
製作会社CWF
上映時間122分
日本公開日2022年11月11日
製作国日本

予告映像

作品評価

【2022年11月13日時点の評価です】
むびこみ評価
★★★★☆(4.5)
Filmarks(フィルマークス)
《国内最大級のレビューサイト》
★★★★☆(4.0)
レビュー数:8762件
YAHOO!JAPAN映画
《映画情報、レビューの総合サイト》
★★★★☆(3.9)
レビュー数:1802件

こんな人におすすめ!

「こんな映画が好き」の当てはまる要素をリスト化しました!
下記のリストの中から好きな項目が多いほど、本作にハマること間違いなし!

  1. 新海誠監督作品
  2. ファンタジー映画
  3. ロードムービー
  4. 家族、人との触れ合い

あらすじ

九州の静かな町で暮らす17歳の女子高生・岩戸鈴芽(いわとすずめ)
ある朝、登校する鈴芽の前に扉を探す謎の青年・宗像草太(むなかたそうた)が現れる。
草太が探す扉は、山中の廃屋に存在していた。
鈴芽は草太を追い、廃屋に向かう。しかし…廃屋には草太は居らず、鈴芽の前には扉が…。

主要登場人物

岩戸鈴芽(いわとすずめ)
〖声:原菜乃華〗
宗像草太(むなかたそうた)
〖声:松村北斗〗
ダイジン
〖声:山根あん〗
岩戸環(いわとたまき)
〖声:深津絵里〗
岩戸椿芽(いわとつばめ)
〖声:山根あん〗
芹澤朋也(せりざわ ともや)
〖声:神木隆之介〗

感想(ネタバレなし)

事前情報を入れずに本作を鑑賞しました。かなり面白かったです!
まず、圧倒的映像美が素晴らしかった…!相変わらずの背景の美しさ、そしてアクションシーンのカメラワークが本当に凄くて没入感満載!

声優陣も違和感がなく、むしろばっちりキャラクターに合っていて最高でした。話題性で声優を選ぶと「んん?」って違和感ある時も珍しくないですが、本作はそんな心配は不要です!

重いテーマで賛否もありますが、ファンタジーと少しのコミカルな要素を入れることで、老若男女楽しめる映画だったと思います!
ファンタジーもりもりのジブリ映画を観た後のような満足感がありました!


『すずめの戸締まり』のタイトルが出てくる所なんて、シーンの盛り上がりもあってテンション爆上げ!「この映画絶対面白い」そう思えるインパクトがありました。

すずめが草太と出会ったことで、普通の女子高生だったすずめの運命がガラッと変わることに。
実は、すずめは過去に辛い出来事があり…本作を通して主人公・すずめが成長していく物語となっていました。

駆け足感が少しありますが、終盤の怒涛の展開からエンディングの流れは綺麗だったし、エンドロールの映像も鑑賞後のおまけとして完璧。大満足の作品でした!

本作のテーマを扱う上で、緊急地震警報の警報音が流れます。公式サイトにも鑑賞前の方に向けたメッセージが記載されていますので、気になる方は公式サイトへ。
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おすすめポイント

本作の見所となる2つのポイントを紹介していきます!

  • 世界観(閉じ師、後ろ戸、要石、ミミズ)
  • ロードムービー

世界観(閉じ師、後ろ戸、要石、ミミズ)

本作の魅力的な世界観を説明していきます!

かつて人が賑わっていた場所。廃墟となった学校、遊園地などにある扉。それは「後ろ戸」となり得ます。後ろ戸が開くと、扉から天まで上る「ミミズ」が出現。そしてミミズが天から地に降りる時…大地震が発生する。

各地で開きつつある後ろ戸を閉じる役目が「閉じ師」であり、閉じ師は「鍵」を使用して後ろ戸を閉じて回る。本作で登場する閉じ師は宗像草太です。

「要石」とは、日本に二つあり、後ろ戸の扉の向こう側、「常世」に存在します。(現実世界は「現世」と呼びます)要石が抜けて常世から無くなると、ミミズを防ぐ手段が無くなり、閉じ師でも止めることができません。

大地震を防ぐには、二つの要石と定期的に開く、後ろ戸を鍵で閉じる閉じ師が必要。これが『すずめの戸締まり』の世界観です!

ロードムービー

各地に逃げるダイジンを追う、女子高生と椅子のロードムービーが面白い!

すずめは、要石を抜いてしまいます。そして要石だった存在…ダイジンの力により草太は椅子の姿に。
すずめは、ダイジンを要石に戻す。そして草太を人間に戻すため、逃げたダイジンを追います。

しゃべる椅子(草太)と主人公・すずめが旅をするのですが、出会う人々が温かくてほっこりします。
旅先で出会うキャラクター、道中での宗太とすずめのコミカルな掛け合いは見ていて本当に面白いです!

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感想(ネタバレあり)

震災をテーマにした作品として賛否ありますが、ラストは希望に満ちた終わり方で良かったと思います。エンドロールの道中で出会ったキャラクターとのその後が描かれているのも好き!

環さんも幸せになってほしい。サダイジンの影響ですずめに本音を語るシーンは見ていて辛かった…。でもふっきれた二人の関係は本当の親子のようだったし、二人で乗る自転車のシーンめっちゃ良かった!

ダイジンは草太を椅子にしたし、悪いヤツなんだな…と思っていたけど、自ら要石に戻るシーンはかなり切なかったですね…。
すずめの「うちの子になる?」このセリフからダイジンはすずめの事が好きになったんだど思うし、あと要石から解放してくれたのもすずめですしね。

幼少期のすずめに椅子を渡したのが現代のすずめだった…。これは衝撃展開でした。
草太の靴を借りるシーンがありますが、あの靴で最初から気づけるのかな…?もう一度最初から観たいですね!

魅力的な設定の世界観、登場キャラクター。
今風のツイッターやインスタグラムの要素を取り込んだロードムービー。
女子高生が一人で旅に出る。キャッシュレス決済をすずめは使っていたけど、これも今風だなと思いました。今時、スマホがあれば何処でも行ける。

後ろ戸が開くと、ミミズが現れる。まるでジブリを見ているような圧倒的な映像美はカメラワークも相まって凄く興奮しました!

新海誠の次作も楽しみにしています!

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