【漫画感想】野球で戦争する異世界で超高校級エースが弱小国家を救うようです。《1～最新6巻》【ネタバレあり＆なし】《高校野球児が異世界に転生！野球で世界を救う…！この設定斬新すぎる！》

こんにちは！管理人のHIROです。

今回は、事故で死んだ高校野球児が、野球で世界を救う。スポーツ×ファンタジー漫画『野球で戦争する異世界で超高校級エースが弱小国家を救うようです。』の紹介と感想を記事にしました！

ネタバレNG、ネタバレOKの方、双方が利用できる記事となっています！
最新刊が発売される毎に都度更新しています。

本記事では…
・未読の方向けにネタバレを抑えて作品紹介
・最新刊までのネタバレあり感想＆考察
・最新刊のネタバレあり感想
以上を記載しています。

目次を選んで頂きますと選択した場所へ飛ぶことができます！

作品情報

漫画	西田拓矢
原作	海空りく
出版	講談社
レーベル	SKC シリウスコミックス
発売日（1巻）	2021/2/9
発売日（最新6巻）	2022/11/9

作品紹介

原作『落第騎士の英雄譚』の海空りく！

最新の野球技術・理論を武器に、超高校野球児が異世界で野球に挑む！

将来を渇望された高校生野球児が神様のうっかりで事故死！？

異世界系本格スポーツ漫画です！

こんな人におすすめ！

「こんな漫画が好き」の当てはまる要素をリスト化しました！
下記のリストの中から好きな項目が多いほど、本作にハマること間違いなし！

ありきたりな異世界転生に飽きた
野球が好き（エンタメ寄りでも大丈夫）
スポーツ要素（努力、練習、チームの絆）
スカッとしたい

あらすじ（1巻）

多種多様な変化球とMAX158キロのストレート。打席に立てば通算打率7割のスラッガー。

球界の未来を背負うべき存在…常夏太一は、甲子園からの帰路、事故で命を失ってしまう。

しかし太一の死は、神の予定外の出来事だった。
死んだはずの太一の前に神が現れる。

野球好きの神様は、太一を生き返らせることを約束するが、それには条件があった。
条件とは…野球で全てを決める異世界で弱小国家の人々を救い「徳」を積むこと。

将来を渇望された少年が、圧倒的な身体能力を誇る異種族を相手に、最新の野球理論で勝負を挑む！

主要登場人物（1巻）

■常夏太一《♂》
本作の主人公。
神様のうっかりで事故死。異世界に転生する。
ポジション：ピッチャー
■クルーシェ《♀》
ポジション：キャッチャー
■アティ《♀》
ポジション：ファースト
■アリス《♀》
ポジション：ショート
■イリス《♀》
ポジション：セカンド

感想：ネタバレなし（1巻）

設定が斬新で面白い！野球で全てを決める世界が舞台！戦闘は禁止。全てを野球で決めます。しかしこの世界は残酷。負ければ全てを失い奴隷になる事も…。

主人公・常夏太一は、高校野球の世界で日本中から選ばれたフィジカルエリートの頂点に立つ男で、特殊能力はなく、生前の肉体のまま異世界転生しています。

太一は人間。転生した地であるガリアは多種多様であり、身体能力の高い異種族を相手に野球をする必要がありますが、太一の所属する国は最弱。野球の素人の集まりです。

ここで面白いのが、カーブ等の変化球は「魔球」と称されており、投げれる投手は稀で魔球（変化球）は脅威とされています。

太一は野球のエリート。もちろん魔球（変化球）を投げることができる！この魔球（変化球）と最新の野球知識を駆使して、異世界人と戦う！そんな物語です。

太一の国《フリーダム》は、以前他国との試合で負けたことで、大人達は奴隷に。そのため、レギュラーメンバーは女性と老人のみ。

女の子が沢山でてきますが、ハーレム要素どころか、太一は超スパルタ！本気で野球に向かい合う姿勢が好印象な主人公！物語が進むにつれてメンバーの絆も深まってきます。

直接的なバトルシーンが無いファンタジー漫画ですが、「主人公が世界を救う」そんな王道展開が好きな方はハマれると思います！
第1巻を読めば、試合が見たくなること間違いなし！

感想：ネタバレあり（1巻）

太一が加わる前の《フリーダム》は、人狼の国《ヴォルフスムント》に0-47という圧倒的大差で負けました。

強敵ヴォルフスムントにリベンジするため、太一はフリーダムのメンバーを鍛え上げていきます。本気で勝つために太一のスパルタトレーニングに耐えるフリーダムのメンバーたち。

太一の投げるボールをキャッチャーとして受けるのが本作のヒロイン・クルーシュ。
クルーシュは女騎士という種族ですが、外見は人間の女性です。

剛速球の太一のボールを受けれないクルーシュは心が折れてしまう…。プロが投げるボールを素人が受け止めれるわけないですからね。これは仕方ない。

落ち込んだクルーシュを元気づけるのが、今まで一緒に戦ってきた仲間・ニーナでした。
この漫画はキャラクターの見せ方が本当にうまい！本作は、異世界ファンタジーでありながらスポ魂漫画でもあります！

ヴォルフスムントとの決戦は次巻から開幕です。
太一のスパルタトレーニングに耐え、チームとして結束したフリーダム。次巻がめちゃくちゃ楽しみになる第1巻でした！

PICK UP レビュー（2～5巻）

感想、考察、気になった所をネタバレありで記載しています！

第2巻

あらすじ

「野球は楽しいもんだ。野球やって不幸になるなんて馬鹿げてるぜ」
太一の修行に耐えたフリーダムのメンバーたち…ついに新生フリーダム出陣！

決戦を申し込む

フリーダムはヴォルフスムントに「決戦」を申し込みます。
「決戦」とは国家同士の存亡をかけた殲滅戦で、負けた国は勝利した国に併合される。

国として優位なヴォルフスムントに「決戦」を承諾してもらうため、フリーダムは1点を取られたら負けの条件を提示します。舐められたヴォルフスムントは怒り、「決戦」を承諾する。

ヴォルフスムントの強み

ヴォルフスムントのメンバーは全員人狼。
人狼は運動能力が高く、嗅覚が発達しており、匂で打席に立ちながらキャッチャーのミットの場所を把握することができます。

【注目選手】
■ユーリ（ピッチャー）
ヴォルフスムントのリーダーで、魔球（カーブ）を投げることが出来る。
■ファラ（サード）
ユーリの妹。タイチが一番警戒しているバッター。

まとめ（2巻）

1点とられたら負けのフリーダム。しかし、ピッチャーの太一が頼りになりすぎる！打たせて獲る戦法で守備が固い。

さらにユーリの投げる魔球（カーブ）の弱点を突く戦法で、クルーシュやアティもヒットを放つ！

野球の知識がなくとも、カーブの特性など読者に教えてくれるので理解しやすい！
画力が高いので、特にバッターがボールを打った瞬間のカットが痺れますね！

主人公・太一の活躍は燃えたけど、クルーシュなどフリーダムのメンバーの活躍もしっかり描かれていて読み応えがある第2巻でした！

第3巻

あらすじ

4回まで無失点！修行の成果も発揮され好調なフリーダム。
劣勢なヴォルフスムントには絶対に負けられない事情が…？

チェンジアップ

ファラは太一の魔球（カーブ）の投げる時のクセを見抜きます。太一がユーリの魔球（カーブ）のクセを見抜いた時と同じですね。

しかし、太一はわざと「見せていた」

意表を突く新たな魔球（チェンジアップ）でファラを打ち取る！流れに乗ったフリーダムは14-0で勝利します！

ドレイクの登場

ドレイクは竜神族で最強の身体力を持つ男。
フリーダムの元ピッチャーで、金のためにわざと試合で負けたフリーダムの裏切者です。残酷で非道。かなり正確が悪い…圧倒的な悪者です。現在は兎族《ウォーターシップタウン》に在籍。

ヴォルフスムントはウォーターシップタウンに多額の借金があり、フリーダム戦は絶対に勝たねばならない試合だったとドレイクの登場で判明します。

まとめ（3巻）

見所満載で初戦からかなり面白かった！
ヴォルフスムントはフリーダムに敗北したことで、太一たちの仲間に！

ドレイクからユーリたちを守った太一は完全にヒーローでした。かっこいい！
結果、ドレイクが所属する兎族《ウォーターシップタウン》と因縁が…はやくも次戦が決まります。兎族はかなりの強敵。次戦に向けて修行が始まります！

第4巻

あらすじ

人狼族を仲間に加え、一ヵ月の修行によりパワーアップしたフリーダムのメンバーたち。
宿敵ドレイクとの一戦がついに始まる！

ウォーターシップタウンの強み

ウォーターシップタウンのメンバーはドレイク以外は全員兎族。
兎族は、短距離を素早く駆ける俊敏性、視野の広さ、全身のバネ。野球で必要な能力が高水準でバランスよく備わっています。
そしてドレイクの竜人族は、全種族で一番身体能力が優れています。

【注目選手】
■ドレイク（ピッチャー）
元フリーダムのピッチャー。魔球（スライダー）を投げることが出来る。
■エル（キャッチャー）
ウォーターシップタウンのリーダーであり司令塔。
■インレ（代走）
エルの妹。圧倒的な俊敏性で代走を担う。

苦戦するフリーダム

ドレイクは魔球（スライダー）を投げます。スライダーを駆使して太一を初めて三振に。
守備はドレイクのピッチングで封じ、攻撃は兎族の超高速野球でフリーダムを翻弄。

兎族は、足が速いのでバントでボールに当てさえすれば塁に走る！ホームラン、ヒットは不要。

まとめ（4巻）

ウォーターシップタウンは、やはりかなりの強敵。しかもグラウンドには兎族が有利になるように細工も…。兎族は勝つためにはダーティプレイもする。

プレッシャーでミスも続き苦戦するフリーダム。それでも諦めない太一の一声で指揮があがる！何か秘策があるのか…？

兎族の高速野球は理にかなっていて面白い！ウォーターシップタウン戦は、野球とファンタジーの要素を取り込んだ試合になっていて読み応えありです！

第5巻

あらすじ

苦戦していたフリーダムの指揮があがり、好プレーも続出！
一方、ウォータシップタウンには険悪な雰囲気が…。
なぜ兎族は他種族を恨むのか？その原因は、兎族の残酷な過去が原因だった。

スライダーの弱点

残り2回で0-2とリードされたフリーダム。
しかし、まだ諦めてはいない！実はこれは作戦だった！

スライダーの弱点は、強力がゆえに腕に疲労が蓄積されやすいこと。
そのため、スライダーは「腐ったミカン」と実際に評されたこともあるみたいです。

疲労で、ドレイクの球威の落ちた魔球（スライダー）を次々と打つフリーダムの選手たち！

九回の本気

タイチはウォーターシップタウンを完封することができたけど、あえて打たせたことが判明します。兎族が劣勢になった時に危険な反則行為をすると予想されたため、わざとリードさせていました。

反則を恐れる必要がない九回。タイチの本気のピッチングが炸裂する！

まとめ（5巻）

ウォーターシップタウン戦もかなり面白かった！
逆転シーンはやはり熱い！野球の知識がなくともルールや豆知識を教えてくれるのが本作の魅力ですね。野球に詳しい方も楽しめるのではないでしょうか！

兎族のインレが「特使」としてフリーダムに加入しました。新たな戦力ですね！
そして勝利後のグラウンドに悪魔族が飛来！？

第6巻感想（最新刊）

2022/11/9に発売した最新刊の感想（ネタバレあり）です！

あらすじ

悪魔族《鬼ヶ島》の酒呑童子と百目鬼が突如出現。
タイチの実力を見込んで、酒呑童子は鬼ヶ島へ勧誘する。
タイチは拒否するが…。

鬼ヶ島

鬼ヶ島はイーストエリア最強の悪魔族の国。
野球以外で争うことが禁止されたガリア。そのため、他種族を襲えなくなり食料不足となった鬼ヶ島は、全ての国に宣戦布告し、野球で勝利した後、取り込んだ国の住民を食料にする計画を立てます。

自分の国の住人であれば何をしても許される。鬼ヶ島の作戦を聞いたフリーダム、ウォーターシップタウンのメンバーたちは悲観する…。

「イーストエリア」最強とのキーワードが出てきましたが、ウエストなど東西南北の地方がある説が出てきましたね！

酒呑童子

酒呑童子は鬼ヶ島の四番バッター。鬼ヶ島で恐らく一番の打者です。
強いヤツが好きな酒呑童子は太一を鬼ヶ島へ勧誘。

勝てば鬼ヶ島はフリーダムに手を出さない、負ければ太一が鬼ヶ島へ加入の条件で酒呑童子は、太一と一打席勝負をすることに。

一打席勝負

ピッチに立った太一は、酒呑童子のオーラに勝てないと察します。
太一が「特使」として鬼ヶ島に加入することで、フリーダムに手を出さないと酒呑童子に約束させるが…。

太一の身勝手な行動に怒るクルーシュ。このシーンめっちゃ良かった！
太一がチームのために喝を入れるシーンは沢山あったけど、今度は太一が喝を入れられる！

太一の本気

実は太一は今まで7割しか本気を出していなかった。
なぜならクルーシュが太一のピッチングに耐えれないためです。
クルーシュの決意に太一が本気でボールを投げる！

まとめ（6巻）

酒呑童子との一打席勝負はめちゃくちゃ熱かった！熱い展開と高い画力で最高のシーンに！

酒呑童子は化物だったけど、太一も化物…二人の化物対決はバット破損でドローへ。
その結果二人は、来年の春に試合で決着することに…フリーダムVS鬼ヶ島決定です！

鬼ヶ島のメンバーのチラ見せがありましたが、ヤバそうな奴らばかり。ドレイクが鬼ヶ島に加入しようとしたけど、あっさり殺されたのが衝撃。嫌なヤツだから良いんだけど、死に方が…。

ガリアの管轄神・ユースティアに与えられた転移水晶で、南国の島に移動するフリーダムのメンバーたち。
次巻から南国の島で修行が始まります！今回はがっつり修行展開になりそうですね！

太一の目標はガリアで「徳」を積み、元の世界に戻り生き返ること。鬼ヶ島に勝つことができれば、太一の望みを叶えるとユースティアは約束しました。鬼ヶ島戦で物語が大きく動き出しそう！