この記事では『黄泉のツガイ 1巻』の紹介、感想、各サイトの評価を記載しています!
ネタバレあり、なしでカテゴリーを分けているため、ネタバレを避けたい方でも読める記事になっています!
作品紹介
未曾有のツガイバトルここに開幕!
『鋼の錬金術師』の荒川弘最新作。
予想を遥かに裏切る超展開…!バトル×ファンタジー漫画です!
作品情報
漫画 | 荒川弘 |
出版 | スクウェア・エニックス |
連載 | 月刊少年ガンガン |
レーベル | GC ガンガンコミックス |
発売日 | 2022/6/10 |
作品評価
2022年7/5日時点の評価です。
■むびこみ評価
★★★★★★★☆☆☆(7.0)
1~3…うーん
4~5…面白い!
6~7…新巻出たらすぐ買う!
8~9…超おすすめ!
10……全てが最高!
■Amazon(アマゾン)
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★★★★★(5.0)
レビュー数:723件
■eBookJapan
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★★★★☆(4.5)
レビュー数:209件
あらすじ
夜と昼を別つ子が生まれてしまった…。
山奥の村に住む少年・ユル。
大自然の中、平和に暮らすユルには双子の妹・アサが居た。
ある日、村に竜の鳴き声が響く…。
竜の鳴き声と共に村に現れ、襲撃する謎の軍団。
無差別に村人を殺戮する集団を率いるのは、ユルの妹と同じ名前…アサを語る謎の女だった。
村の青年・デラに救出されたユルは、この窮地から脱出するために「左右様」との契約を命じられる。
主要登場人物
■ユル《♂》
左右様と契約する
■アサ《♀》
ユルの双子の妹
■デラ《♂》
番小物(つがいこもの)
■ハナ《♀》
番小物(つがいこもの)
デラのパートナー
感想(ネタバレなし)
『鋼の錬金術師』の荒川弘先生最新作…!久しぶりのオリジナルファンタジー作品です。
表紙を見た段階で、和風ファンタジーものかな…と予想していましたが、裏切られました。良い意味で!
本作は「ツガイ」と呼ばれる神様のような存在と人が契約して戦う。タッグバトル作品。
ユルの村に突如、現れた謎の集団。この集団が現れたことで、一気に物語が動き出す!
テンポよく進むストーリー展開!「ツガイ」が現れてからはバトル要素も盛りだくさん!
この先、序盤の内容に触れますのでご注意下さい(重要なネタバレはありません)
PICK UP レビュー
ユルとアサ
ユルとアサは双子です。
妹のアサは、村の「お務め」で牢屋の中に。
牢屋のアサは、まるで幽閉状態。しかし兄・ユルと自由に会話が出来る状態で、不思議なことに悲壮感はありません。
間違いなく裏があるだろ!って読者に思わせる設定ですね。
襲撃
ユルの村の結界が破壊され、突如現れるヘリと軍隊。
この世界には下界があると明言されていましたが…下界とは現代の世界のことだった…!
本作は、和風ファンタジーと思いきや、ユルの時代と現代が交わる異世界モノだったのです。
ユルは「ばらばらばらばら」と聞こえる音を「竜の鳴き声」と言うシーンがありますが、その竜の鳴き声とはヘリの音だった…。
この展開は予想ができない…!しかもこれは本作の冒頭に当たるシーンです。物語の掴みが強すぎますね。笑
もう一人のアサ
衝撃展開からの衝撃展開…!
村人を殺戮する軍隊を率いるのは、眼帯を付けた謎の女。女は、牢屋の中にいるユルの妹・アサを殺す。
一足遅く辿り着いたユルに謎の女は、自身をアサと名乗り、ユルを兄様と呼ぶ…。
まさかの二人目のアサが…!?
謎の女こと、自称アサは、幽閉されていたアサより大人の姿をしている。
自称アサ曰く、牢屋に居たのは偽物で、ユルを村に繋ぎとめる為のエサだったと告げます。
その時、死んだはずのアサは生き返り、さらに謎の能力で影を操る。
展開が怪しくなってきました。村はユルに何かを隠しているのは間違いない。
ツガイ
村の青年・デラはユルを助け、敵の目を盗みユルに村の守り神「左右様」との契約を促す。
ユルと契約した「左右様」は、女(左)と男(右)…男女の「ツガイ」です。
自我はあり、契約したユルの指示に従う存在で、めちゃくちゃ強い!
「左右様」は男女の人間型ですが、上顎と下顎のまるで見た目は妖怪…大きな口の「ツガイ」も登場します。
まとめ
冒頭から怒濤の展開が続く本作。
テンポ良く進んでいきますが、決して内容が薄いわけではなく、むしろ濃い!
本作の見所は、アサとユルの双子を中心に動く謎が多いストーリーと「ツガイ」バトルです。
ちなみに主人公・ユルは弓を使って、自身も戦闘に参加するタイプ。戦闘スキルが実は高い。
第1巻では、ストーリー展開重視で大きな戦闘は少なかったけど、バトル漫画として満足な完成度でした!
シリアス展開かと思いきや、程よいコミカルを混ぜてくる本作。『鋼の錬金術師』のようなダークファンタジーになるのかな…?
『鋼の錬金術師』が好きな方や、タッグ能力バトルが好きな方におすすめです!
下界や、双子の秘密など…続きはネタバレありで下記に記載しています!
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PICK UP レビュー(ネタバレあり)
下界
襲撃された村から下界(現代)へ脱出するアサたち。
アサを助けた青年・デラは元々下界の物資調達担当だったので、全ての事情を知っている存在です。
車や、おにぎりなど…アサの現代の物への新鮮な反応は見ていて面白い。笑
双子の秘密
東の村で、夜と昼が等しい日に日の出を境に生まれた男女の双子には能力が備わる。
双子が生まれた時代は必ず世が割れる。
ユルとアサが、まさに全ての条件を揃えて生まれた双子です。なんと400年ぶりの双子らしい。
過去には、東西に分かれたり、南北に別れて争いがあり、全てに「ツガイ」が利用されていたことも判明します。
「解」と「封」
世が割れる争いとは、双子を利用しようとする者たちが争う事で起きる。
双子には能力があり、それは「解」と「封」
「解」は…世のあらゆるものを強制的に「とく」事ができる。強力な封印も解くこが出来る。
「封」は…解と対となる存在で、世のあらゆるものを強制的に「とじる」
大人のアサは、「解」を既に使う事が出来ていました。ユルも「封」を覚える展開になると思うんですけど、気になる設定があるんですよね。
「解」と「封」両方を手に入れた者は過去に居ない。
これ両方絶対手に入れるパターンだと思います!どちらかが死ぬ…そんな展開になったり…?
まとめ
1巻から設定もりもりで大満足な本作。
自称アサは10年前に両親によって村を連れ出されたことも判明しました。
両親は失踪したとユルは思っていたので、ユルの目的は大人アサを見つけ出し、両親の所在を問い詰める。これが現在のユルの目的です。
双子の設定を考えると、今後大きな戦いが起こりそう。まだまだ謎が多いので、はやく次巻が読みたい!!!